三陸通い20
今日も元気に、三陸にやってきました。
今回は、たまたま近畿方面に仕事があったので、
行って帰って2200kmを走っての行き来。
「全国を股にかける」なんて言われてますが、
南北に長い日本列島のほんの一部です、なんて思ってます。
岩手の文人・宮沢賢治の詩の一節。
「(前略)
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
(以下略)」
この「行って」という言葉に魅せられて、
僕のこの身一つを行き来させることで、できることがあるならと、
我が38万キロ超えのボロ車の手助けをもらいながら、
日本の高速道路のヘビーユーザーになっています。
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この、行ったり来たりの生活。
「次、いつ来るの?」とか、
「しばらく見なかったね、久しぶりだね」とか、
なんて言葉を、東京でも、東北でも、いただきます。
とても嬉しいです。
この言葉が、今の僕の生きる糧です。
だから、宮沢賢治の詩が、僕の心に響くのです。
「僕」という存在は、世界に一つ。
自分でもそう思うし、まわりの方々にもそう思っていただいている。
それがとても嬉しいのです。
「行く」ということ以外に、僕が何をしたというのかは、自信が無いですが、
とにかく、愛車の力を借りて、これからも「行きます」。
2012.07.04 | コメント(0) | トラックバック(1) | 走破日誌2012年
