国道446号 若山牧水生家

母の望んだ場所(宮崎県日向市・旧東郷町)
R446_206
昨年夏に他界した僕の母が、かねてから行きたいと言っていた場所が、R446沿いにある若山牧水の生家。
母は長年、仕事の合間に短歌の勉強をしていて、歌人・若山牧水の歌を好んでいたようでした。
歌のことなどさっぱり分からない僕にとっては、若山牧水の歌の趣きなどまったく分かりません。

この家に生まれた牧水は、28歳のとき父危篤の知らせを聞いて帰省し、その苦悩を500首を超す歌に詠んだ、と生家の説明書きにありました。
その時の牧水の1首が、生家の裏山に石碑として残されています。
「ふるさとの 尾鈴のやまの かなしさよ
  秋もかすみの たなびきてをり」
その年に牧水の父は帰らぬ人となりました。

母がまだ元気だったころに、まず先に僕が、国道走破の九州遠征のついでに訪れた若山牧水の生家。
母は老後の楽しみに、父と2人でここを訪れることを夢見ていましたが、結局行くことなく他界しました。
僕だけ行ってしまった、という後ろめたさがあって、僕にとっては一生忘れられない場所になるでしょう。
母の棺にこの写真を入れましたから、きっと天国からこの家を見ていることでしょう。
(07.05.01.撮影)

国道沿いの生家(宮崎県日向市・旧東郷町)
R446_215
国道沿いにある若山牧水の生家は、150年も前の1845年ごろに建てられたもの。
国道は大きくカーブを描いていて、カーブの外側に駐車帯があって、そこに車を停めれば自由に誰でも生家を訪問することができる。
この家で牧水は父の看病の生活を送った。
(07.05.01.撮影)

国道と坪谷川(宮崎県日向市・旧東郷町)
R446_219
生家の前を流れる坪谷川には、両岸から山が迫っている小さな谷になっている。
坪谷川は2級水系・耳川の支流で、日向灘へと注いでいる。
日向の市街まで20kmほど離れている静かな山里で、牧水はここで生まれ育った。
(07.05.01.撮影)

坪谷川を泳ぐ鯉のぼり(宮崎県日向市・旧東郷町)
R446_216
生家の対岸には、近年再整備された牧水記念館がある。
国道から記念館へ入るには坪谷川を越す橋を渡るが、この橋に沿うように鯉のぼりが泳いでいる。
山あいの谷の強い風に吹かれて、橋の欄干にまで尾ひれをなびかせる。
(07.05.01.撮影)

R446紹介終わり ※鯉のぼりなんて、季節外れですみません。

2009.11.19 | コメント(4) | トラックバック(0) | 九州の国道

コメント

こんにちは。

いつも楽しみに拝見させていただいています。
宮崎は遠くて、なかなか行けそうにありませんが、
こうして写真で、若山牧水の生家を見せていただくことが出来ました。
ありがとうございました。
知らないところの風景を見せていただけるので、毎回わくわくしています。
これからもよろしくお願いします。

2009-11-20 金 16:42:10 | URL | petero k #- [ 編集 ]

Re: こんにちは。

■petero k さま
いつもありがとうございます。
若山牧水はご存知でしたか?
宮崎県の山深いところにあるので、訪れるには大変なのですが、
国道沿いとあれば、僕は行っちゃいます♪
今後もたくさん写真を紹介していきますので、これからもよろしくお願いいたします。

2009-11-23 月 22:26:16 | URL | lonechuck999 #- [ 編集 ]

お母様

きっと
天国からこの地にやってきてノンビリされていますよ。

こばやん^^

2009-11-28 土 01:28:25 | URL | こばやん^^ #- [ 編集 ]

Re: お母様

■こばやんさま
いつもありがとうございます。
きっと、母も行ってますよね。
…そう信じないと、僕もやっていけないです。
親孝行って、できるうちにやるべきです、と感じました。

2009-11-30 月 23:51:44 | URL | lonechuck999 #- [ 編集 ]

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