三陸通い 23
お盆を過ぎたら涼しくなる。
という例年とは違って、
いっこうに涼しくならない今年の初秋。
秋というより、まだ夏。
いったいいつになったら秋になるのか…
と思っていても、カレンダーの日付は進んで行く。
東北の子どもたちの短い夏休みが終わり、
学校に行き始める。
暑い中、宿題はちゃんと終わったのだろうか。
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仮設団地から、ちょっとずつ、子どもが減って行く。
夏休み中に引っ越しを済ませる家庭も多い。
いつも悪ガキで、大人たちを悩ませた、あの男の子も退去していった。
それはそれで、寂しい。
いつも女の子同士で集まって遊んでいた、あの女の子も退去していった。
お別れ会を、子どもたちだけでやった。
そして、ちょっと寂しくなる。
子どもの声はうるさいもんだと思っていたけど、
無くなると寂しくなる、ということを知った。
でも、まだまだ。
寂しいのではなく、喜ばしいこと。
仮設団地を出て行くということは、喜ばしいこと。
少しばかりのお手伝いを、これからもしてまいります。
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東北の人は、ぎゅうぎゅうにスケジュールを詰めて、
東北の夏を満喫する。
10日で6回の納涼会に呼ばれた。
休肝日なんて、「夏なのに何言ってんだ!」と怒られんばかりの、盛り上がり。
でも、いくら納涼会をやっても、
ぜんぜん涼しくならない、今年の夏。
2012.09.03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 走破日誌2012年
