三陸通い21

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お祭りの季節がやってきました。
旧暦で行う、東北の七夕。

大船渡、高田、気仙…と、それぞれ独特な七夕のお祭り。

地域が一つになる、大事なお祭り。

「準備の段階から、お祭りは始まってるんだ!」
という地元の方々の気持ち。

そう、僕もすでに、七夕を前に、お祭りに参加しています。

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僕たちの活動は、ちょうど1年を迎えました。

その間、僕は、前年比の半分以下の収入に減りました。
東北と東京を行ったり来たりしながら、
東京では細々とした仕事をこなして収入を得ていました。

それでも、僕の体重は増えました。

収入は減っても、食うには困らない、ということを知りました。
食べ過ぎると、太る、ということも知りました。

食べるために必要なことは、お金ではなく、
周りにいる人たちへに示す心と、周りの方から感じる心である、
ということも知りました。

心は態度を生み、態度は行動に表れ、
行動は、周りの人の目にさらされ、
周りの人は、その行動でその人の心を評価する、

ということも知りました。

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生きていくには、お金が必要だ、と思うことよりも、
生きていくには、自分の心と、周りの人たちの心が大事だ、
と思うことの方が、生きていく楽しさを感じられると思います。

お金は、そのうち付いてくるだろうし、
お金よりも、食べ物の方が大事だし、
おいしい食べ物なら、東北にいっぱいあるし。

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「東北に行って、おつかれさまです」と言ってくれるのは、東京の人。
「東京に行くと、痩せてくるんだね」と言ってくれるのが、東北の人。

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2012.07.17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 走破日誌2012年

三陸通い20

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今日も元気に、三陸にやってきました。

今回は、たまたま近畿方面に仕事があったので、
行って帰って2200kmを走っての行き来。

「全国を股にかける」なんて言われてますが、
南北に長い日本列島のほんの一部です、なんて思ってます。

岩手の文人・宮沢賢治の詩の一節。
「(前略)
 東ニ病気ノコドモアレバ
 行ッテ看病シテヤリ
 西ニツカレタ母アレバ
 行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ
 南ニ死ニサウナ人アレバ
 行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
 (以下略)」

この「行って」という言葉に魅せられて、
僕のこの身一つを行き来させることで、できることがあるならと、
我が38万キロ超えのボロ車の手助けをもらいながら、
日本の高速道路のヘビーユーザーになっています。

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この、行ったり来たりの生活。

「次、いつ来るの?」とか、
「しばらく見なかったね、久しぶりだね」とか、

なんて言葉を、東京でも、東北でも、いただきます。

とても嬉しいです。
この言葉が、今の僕の生きる糧です。

だから、宮沢賢治の詩が、僕の心に響くのです。

「僕」という存在は、世界に一つ。
自分でもそう思うし、まわりの方々にもそう思っていただいている。

それがとても嬉しいのです。

「行く」ということ以外に、僕が何をしたというのかは、自信が無いですが、
とにかく、愛車の力を借りて、これからも「行きます」。

2012.07.04 | コメント(0) | トラックバック(1) | 走破日誌2012年

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国道、港湾、河川、都市を回る家出人

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